ランニングを始めたのは2024年4月。体重は86kgあった。
2年半たったいま、体重は66kg。ハーフマラソンの自己ベストは1時間23分31秒、10kmは36分48秒、フルマラソンは3時間36分35秒だ。
ただ、ここまで一直線に来たわけではない。980円の靴で雨の日に滑り、膝の違和感を押し切って走って、長いリハビリになった。
私自身は、この順番どおりには来ていない。初レースは走り始めて半年後の10km、フルマラソンを先に走り、初ハーフは2年後だった。この記事は、遠回りした私が「こう並べ直せば迷わない」と引き直したロードマップだ。「走り始めたいが、何から手をつければいいか分からない」人が、ハーフマラソンを走り切るまでの道を9つのステップにした。
目次
このロードマップの使い方
順番に読む必要はない。いまの自分に近いところから開けばいい。
STEP1|走る前に:まず歩く、そして遠回りを知る
私は2024年3月から、昼休みに同僚と会社の周りを歩き始めた。ただ、歩くだけでは体重が落ちなかった。
GWで時間ができた4月末から、走り始めた。最初は1km走っただけで、翌日に筋肉痛が来た。5月は3kmほどを、2日に1回、キロ7分くらいのペースで走った。速さも距離も気にしなくていい。
走り出す最初の1週間は、1日30秒のランからで足りる。その後の2年半で「先に知っていればよかった」と思ったことは、1本にまとめてある。
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走り始めたあとの道は、2本に分けて書いた。30分走れるまでと、5kmを走り切るまでだ。
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STEP2|道具:最初にそろえるのは、シューズ・時計・ウェア
私の最初の1足は、ワークマンの980円のシューズだった。走り始めて2か月で靴底が平らになり、雨の日に濡れたマンホールの上で滑った。安い靴が悪いのではない。週にどれだけ走るかを考えずに、値段だけで選んだのが失敗だった。
時計は、初心者ほど持つほうがいい。ペースが感覚から数字になり、「ゆっくり走る」という考え方が持てる。ウェアは、季節ごとに4〜5点あれば足りる。シューズは走り込むほど1足では足りなくなるので、履き分けの記事も置いておく。
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STEP4|ケガを避ける:休む勇気と、体のつくり方
私は2024年末、膝の違和感を押し切って走り続けた。診断は棚障害で、同時に古い半月板の損傷も見つかった。リハビリは2025年1月から北海道マラソンの直前まで、8ヶ月近く通った。メインは体幹トレーニングで、リハビリの先生には「こんな体幹でよく10km走れたね」と笑われた。違和感の段階で止まる。それが、いちばん高くついた教訓だ。
痛みを我慢して走るか、休むか。その線引きと、走らない日にやる補強をここにまとめた。
ぶり返しも経験した。2025年8月の北海道マラソンのあと、膝の痛みが戻り、9月はほとんど走れなかった。それでも札幌マラソン直前に走れるところまで戻して出た10kmは、当時の自己ベストだった。少し休んでも、練習は裏切らない。
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STEP5|距離を伸ばす:練習の組み立て方
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STEP8|大会に出る:まずは5kmか10kmから
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短い距離でも、大会は練習とまったく違う。スタートまでの待ち時間、人の多さ、給水。ハーフの前に、これを一度経験しておくと落ち着ける。ちなみに私の初ハーフは、走り始めて2年1か月後の2026年5月17日。1時間24分43秒だった。私が出た大会のレポと、持ち物のチェックリストを置く。
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STEP9|当日:朝の動き方とレース後
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まとめ|焦らず、順番に
86kgで走り始めた私が、2年半でハーフを1時間23分で走れるようになった。ただし、膝を痛めて失った時間もある。
速くなる前に、まず続けること。続けるために、痛みと向き合うこと。このロードマップの順番は、その考えで並べた。
最初のフルマラソンは、28km付近で右の太もも前がつった。その後も2kmごとに、右の裏、左の前、左の裏と順番につって、動けなくなった。他のランナーに助けてもらって、なんとか完走した。この経験が、私をマラソンから離れられなくした。
気になるステップから、1本だけ開いてみてほしい。