アディゼロ ボストン13 レビュー|実測257gの重さとサイズ感を3種類の練習で検証した正直評価

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アディゼロ ボストン13を履いた足元。偏平足でも履けるかを3種類の練習で検証したレビュー

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「アディゼロ ボストン13、偏平足・幅広足でも使えるのか?」

シューズ選びで足の形に悩むランナーは少なくない。偏平足+幅広という条件だと、どのシューズも「当たって痛い」「合わない」という経験を繰り返しがちだ。

この記事では、偏平足+幅広+左ひざ故障持ちという条件でランニングを続けている筆者が、アディダスのアディゼロ ボストン13(Adizero Boston 13)をロング走26km・インターバル走・テンポ走の3種類で実際に使ったレビューをまとめた。購入から3ヶ月・258km走った現在の評価も追記している。

結論:偏平足・幅広足でも問題なく使えた。特にテンポ走での推進力は群を抜いていて、258km走った今はテンポ走の主力シューズになっている。

目次

筆者のスペック

  • 足:偏平足・幅広
  • 故障:左ひざ半月板損傷+棚障害
  • タイム:フル3:36:35 / 10km39:45
  • 練習量:月約300km

なぜアディゼロ ボストン13を買ったか

足の形が偏平足+幅広。この条件だとシューズ選びが地味に難しい。幅広対応で定評があるブランドとなるとアディダス(adidas)かニューバランスが候補に上がりやすい。その中でやや速い練習用として使えるシューズを探していた。

もう一つ理由がある。将来的に本格的なカーボンシューズを使いたいと思っているが、いきなり移行するのはリスクがある。ボストン13はエナジーロッドを搭載しながらも練習用として使えるモデルなので、カーボンシューズへの橋渡しとして最適だと判断した。

ボストン13を選んだ3つの理由
  • 幅広足に対応している
  • やや強度高めの練習用として使える
  • 将来のカーボンシューズ移行に向けた準備

アディゼロ ボストン13の基本スペック(実測・重さ)

  • 重量:27センチで約257g(片足・実測)
  • アッパー:エンジニアードメッシュ
  • ミッドソール:LIGHTSTRIKE × LIGHTSTRIKE PRO
  • アウトソール:コンチネンタルラバー(前足部・ヒール)
  • ドロップ:6mm
  • 特徴:カーボンエナジーロッド、土踏まず部分大きくくり抜き
Adizero Boston 13 全体像
前作より15g程度軽量化(公式では252g)
エンジニアードメッシュ アッパー
エンジニアードメッシュで通気性とフィット感を担保
LIGHTSTRIKE PRO ミッドソール
LIGHTSTRIKE × LIGHTSTRIKE PRO の2層で反発性向上
ヒールカップ
ヒールカップは少し厚めになっている
カーボンエナジーロッド
5本に骨状に広がるグラスファイバー製エナジーロッドで反発力と推進性を確保

ボストン13のサイズ感・フィット感|偏平足・幅広足はどうだったか

偏平足・幅広ランナーにとってサイズ選びは一番の関心事だと思う。結論から言うと、普段履きのスニーカーと同じサイズで問題なかった。

筆者のサイズ選び
  • 足の実寸:約26.5cm(幅広・偏平足)
  • 選んだサイズ:27cm(普段履きと同じ)
  • 結果:ジャストフィット。どこも当たらず、痛みなし

トゥボックス(つま先部分)に適度な余裕があり、走行中に小指が当たることもなかった。偏平足特有の「土踏まずのアーチが当たって痛い」という症状も出なかった。ヒールカップのホールドも良好で、かかとが抜ける感覚はゼロ。

幅広足で悩んでいる人へ:普段履きと同じサイズを選べばOK。ハーフサイズ上げる必要はないと感じた。

サイズ感が合いそうなら、いまの価格はここで確認できる。

ニューバランス FuelCell Rebel v4との比較

インターバルでメインに使っているニューバランスのFuelCell Rebel v4と比較した。

Adizero Boston 13Newbalance Rebel v4
重量(片足)約252g約212g
固さ固め柔らかめ
推進力★★★★★★★★☆☆
屈曲性低い高い
幅広対応○○
おすすめ用途テンポ走・ロング走・準レースインターバル・普段の練習
価格帯約15,000円約12,000円

40gほどの重量差はインターバルでじわじわ響く。一方、推進力・安定性ではBoston13が上。用途によって使い分けるのが正解だと感じた。

ボストン13でロング走26kmを試した

ロング走 GPSデータ
項目データ
距離26.68km
タイム2:07:46
平均ペース4’47″/km
平均心拍148(最高170)
ケイデンス平均192

推進力・ペース:最初はキロ5分のつもりで走り出したが、気づいたらペースが上がっていた。24km過ぎにキロ4分15秒で走っていて自分でも驚いた。固さが推進力に変わっている感覚で、脚を置くだけで前に進む。

フィット感:サイズは普段履きの靴と変わらない27センチをチョイス。ジャストフィットで偏平足・幅広の足でもどこかが当たって痛いということはなかった。ヒールもしっかりホールドされ、抜ける感じはゼロ。

Boston13 ソール

固さ・屈曲性:Rebel v4と比べると明らかに固く、屈曲しない。ただその固さが推進力に変わっている印象で、後半も失速しにくかった。

Boston13 土踏まず くり抜き

土踏まずのくり抜き:ソールの土踏まず部分が大きくくり抜かれている構造上、後半になるにつれて接地の安定感にやや不安を感じた。疲れてフォームが崩れると影響が出そう。

Boston13 アウトソール

膝への影響:26km走ってやや違和感はあったが、痛みは出なかった。膝故障持ちとしてはまずまず合格ライン。

購入直後の評価

✅ 偏平足・幅広足でも当たりなし ✅ ヒールホールドは安定 ✅ 推進力が強く自然とペースアップ ✅ 26kmで膝への悪影響なし ⚠️ Rebel v4より明らかに固い ⚠️ 後半の土踏まず安定感はやや不安

ボストン13でインターバル走を試した

1km × 3本、設定ペース3’55″/kmで実施。

本数ペース心拍
1本目3’48”164
2本目3’48”166
3本目3’50”170

設定より速い3’48〜3’50″で揃った。カーボンエナジーロッドの反発がペースを引き上げている感覚はあった。

ただ正直に言うと、インターバルはRebel v4のほうが走りやすかった。理由はおそらく重さ。ボストン13は約257gに対しRebel v4は212g。インターバルのような脚を素早く回す練習では、この45gの差が地味に響く印象だった。

膝への影響は特になし。

ボストン13でテンポ走を試した

6km・25分、設定ペース4’15″/kmで実施。

項目データ
距離6.06km
タイム25:00
実際のペース4’07″/km
平均心拍170

設定より8秒速い4’07″で走れた。このシューズはテンポ走でこそ真価を発揮すると感じた。ある程度速いペースを一定で刻む走りで足がよく回る。ロング走で感じた「置くだけで前に進む」感覚がテンポ走でさらに際立った。

膝への負担はそれほど感じず。ロング走・テンポ走ともに故障リスクは今のところ問題なし。

【追記】3ヶ月・258km走った現在|ボストン13はテンポ走の主力になった

2026年4月の購入から3ヶ月、走行距離は258kmになった。ここからは使い込んだ現在の評価を追記する。

使い方は完全に固まった。主戦場はテンポ走だ。ハーフのサブ80(1時間20分切り)を狙う今の練習では、週1回のテンポ走(3分55秒〜4分00秒/km×35分)でほぼ毎週ボストン13を履いている。「固さが推進力に変わる」感覚は258km走った今も変わらず、一定ペースを刻む練習との相性の良さは購入直後の印象どおりだった。

心配していた偏平足への影響も、ここまで一度も痛みは出ていない。左ひざ故障持ちとしても、テンポ走で週1使用するかぎり不安はない。

一方で、当初の見立てどおりインターバルは軽いRebel v4、ロング走はクッション系に任せている。ボストン13に全部やらせるより、得意なテンポ走に絞ったほうがこのシューズは輝く。カーボンシューズ(フューエルセル スーパーコンプ エリートv5)への「橋渡し」のつもりで買ったが、カーボン移行後もテンポ走担当として居場所を失わなかった。むしろレース用カーボンを温存できるぶん、ローテーションに欠かせない存在になっている。

【2026年9月 追記】504kmを走った|履き心地は変わらないが、靴底は減りはじめた

前回の追記(258km)から、このシューズの担当は大きく変わった。

時点走行距離担当していた練習
2026年4月購入ー
2026年7月(前回の追記)258km木曜のテンポ走
2026年8月4日303km木曜のテンポ走
2026年9月23日504.78kmテンポ走+ロング走+坂ダッシュ

理由は単純で、ロング走を担当していたニューバランス フューエルセル プロペル v4が、8月に1,183kmで寿命を迎えたからだ。その代役をボストン13が引き受け、木曜のテンポ走に加えて土曜のロング走と日曜の坂ダッシュも走るようになった。7週間で約200km増えた計算になる。

履き心地は、いまのところ変わらない

正直に書くと、258kmのときと比べて、反発もクッションも特に変わらない。ロング走で28kmを走った日も、走っていて気になる点はなかった。

プロペル v4のときは、1,183kmまで履いて、32kmのロング走で初めて「反発も何もない」と感じた。同じことがボストン13にいつ起きるかは分からない。ただ、504kmの時点では来ていない。

靴底は、減りはじめている

504kmを走ったアディゼロ ボストン13のアウトソール。かかとの外側と前足部のラバーの表面がなめらかになっている
2026年9月23日、504.78km時点のアウトソール

体感は変わらないが、裏を見ると変化がある。かかとの外側が丸くなり、前足部のラバーも表面がなめらかになってきた。真ん中の白い部分は削れて出たものではなく、もともとミッドソールがむき出しの設計である。

興味深いのは、1,183km走ったプロペル v4と、減っている場所が同じだったことだ。メーカーもモデルも違うのに、同じ足で走れば同じ場所から減る。

それでも、まだ買い替えない

理由は1つで、走っていて違和感がないからだ。寿命の目安は500〜800kmと言われることが多く、その入り口には来ている。それでも、距離だけを見て替える判断はしないことにした。

プロペル v4で学んだのは、交換のサインは距離ではなく、その靴で一番長く走る日に出るということだった。ジョグでは分からない。

ただし、いまは週に3種類の練習を1足で受け持っているので、距離の伸び方が以前の倍以上になっている(週約13km→週約29km)。次にロング走を走ったとき、後半の脚の残り方を注意して見ることにしている。

これは私の1足で起きていることで、体重・走り方・路面が違えば減り方も変わる。目安として読んでもらえたらと思う。

1,183kmで引退したプロペル v4の靴底は、こちらに全部載せている。

3種類の練習を経た総合評価

練習種別評価コメント
ロング走★★★★☆26kmで自然とペースアップ。膝への影響なし
テンポ走★★★★★一定ペースで足がよく回る。このシューズの本領
インターバル★★★☆☆反発は感じるが重さがある。Rebel v4のほうが向いている

偏平足・幅広ランナーがやや速い練習用シューズを探しているなら、アディゼロ ボストン13は有力な選択肢になる。ただし、インターバルなど脚の回転が大事な練習には軽いシューズと使い分けるのが正直なところ。

ボストン13が向いている人
  • 偏平足・幅広でシューズ選びに困っている
  • カーボンシューズへの移行前に踏み台が欲しい
  • テンポ走・ロング走がメインの練習メニュー
ボストン13が向いていない人
  • インターバル中心で軽さを優先したい
  • ソフトなクッションを求めている

スペックを、私の練習で何が変わったかに置き換えるとこうなる。

スペックだから、私の場合
幅広対応・普段と同じ27cm偏平足・幅広でも当たって痛いところがなく、普段と同じサイズで合った
エナジーロッド+固めのソールテンポ走で設定より8秒速い4分07秒/kmで走れた。26kmのロング走でも後半に失速しにくかった
約257g(実測・片足)インターバルでは重さが響く。脚を速く回す日は、軽いレベル v4に任せている
504kmでも履き心地が変わらない引退したプロペル v4の代わりに、テンポ走・ロング走・坂ダッシュを1足で受け持てた
土踏まずの大きなくり抜き26kmの後半は接地がやや不安になる。長い距離の日は、後半の脚の残り方を見ている

noteでは、判断と気持ちを書いている
このブログには、数字とやり方を書いている。そのとき何を迷い、どう決めたかは、noteに書いた。

→ 【自己紹介】左膝に爆弾を抱えながら、2027年フルでサブ3へ。まずはハーフでサブ80|札幌

購入先

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