アンパワー(特製羊羹)レビュー|鼓月の”飲む羊羹”補給食をロング走で実食【3種比較】

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アンパワー特製羊羹レビュー アイキャッチ

本記事は筆者が自費で購入したアンパワーを実際に使った正直なレビューです。メーカーからの提供は受けておらず、記事内の公式サイトリンクはアフィリエイト報酬の発生しない通常リンクです。

先週のロング走、18km地点。じわじわと脚に疲労がたまってきたタイミングで、ポケットから取り出したのが「アンパワー」だった。

ランニングの補給食といえばジェルが定番だが、これは少し毛色が違う。京都の和菓子屋・京菓子處 鼓月(こげつ)がつくる、れっきとした「羊羹(ようかん)」なのだ。

羊羹を走りながら?と思うかもしれない。でも実際に使ってみると、これがなかなか理にかなっていた。今回は3種類すべてを試した、正直な感想を書いていく。

この記事でわかること
  • アンパワー(特製羊羹)がどんな補給食か
  • 実際にロング走で使った使用感(携帯性・食べやすさ・味)
  • 3種(スタンダード・カフェイン・バナナ)の違い
  • カロリー・栄養面の注意点とレースで使うときのコツ
目次

アンパワーとは|和菓子屋がつくる”飲む羊羹”の補給食

アンパワーは、京菓子處 鼓月が手がけるスポーツ向けの羊羹タイプの補給食だ。1本40g。小豆や白いんげん豆をベースに、BCAA(必須アミノ酸)低分子化ポリフェノール100mgを配合している。

ラインナップは3種類。食感も羊羹に近いしっかりめのものからジェルタイプまであり、味とスペックも少しずつ違う。

種類カロリー炭水化物食塩相当量特徴
スタンダード(小豆)97kcal24.4g0.3gポリフェノール100mg・BCAA
カフェイン配合108kcal25.2g0.3gカフェイン27.6mg・パラチノース
バナナ109kcal27.2g0.2g白いんげん豆・のどごし重視
アンパワー3種(カフェイン・スタンダード・バナナ)
左からカフェイン配合・スタンダード(小豆)・バナナの3種を試した

実際にロング走で使ってみた|正直レビュー

携帯性は◎。細いスティック型でポケットに収まる

まず良かったのが携帯性。細長いスティック型なので、ランパンのポケットやポーチにすっと収まる。かさばらず、走っていても気にならない。

アンパワーのスティックを手のひらに乗せたサイズ感
手のひらにすっぽり。ポケットに入れても邪魔にならないサイズ

開封は両手が必要。でも押し出しは片手でいける

注意したいのが開封のしかた。袋を切って開ける動作は両手が必要で、片手では厳しかった。ただし、いったん開けてしまえば、羊羹を押し出して食べるのは片手でいける。走りながら口に運ぶぶんには問題なかった。

ひとつ気になったのは、ジェルのような一体型ではないので、開封すると切れ端と本体の袋でゴミが2つ出ること。とはいえ、食べ終わった袋は小さく折りたためてかさばらないので、トータルでは許容範囲だ。

食べ終わったアンパワーの袋を小さく折りたたんだところ
空になった袋はこの通りコンパクト。ポケットに戻しても気にならない

味|塩気が効いて甘さ控えめ。羊羹なのにしつこくない

そして肝心の味。これが個人的には一番のヒットだった。塩気がほどよく効いていて、甘さは控えめ。甘ったるいジェルが苦手な自分には、ど真ん中だった。普通においしい。

ポリフェノール入りと聞くと苦みを心配したが、苦みはまったく感じない。また、カフェイン版とそうでない版で味に大きな差はなかった。フレーバーで選ぶというより、カフェインが欲しいかどうかで選べばいい印象だ。

ロング走中にアンパワー(カフェイン版)を手に持つ
ロング走18km地点で実際に補給。スティックのまま片手で

5段階評価まとめ

項目評価コメント
味・飲みやすさ★★★★★塩気が効いて甘さ控えめ。羊羹なのにしつこくなく、走りながらでもうまい
補給効果★★★☆☆じんわり系。1本97〜109kcalと控えめで、ロングは複数本か併用が前提
価格★★★★☆1本あたり約160〜180円。羊羹系では安い部類でコスパは良い
携帯性★★★★☆細スティックでコンパクト◎。ただし一体型ではなくゴミは2つ出る
総合★★★★☆塩気×甘さ控えめ+食感を選べる、完成度の高い和の補給食

栄養面の注意点|「これ1本」でロングは足りない

使ってみて唯一はっきりした弱点が、カロリーが控えめなこと。1本あたり97〜109kcalで、一般的なエナジージェル(120〜180kcal前後)と比べると少なめだ。正直に言うと、ロング走やレースをこれ1本だけで乗り切るのはきつい

🍜 栄養のワンポイント

アンパワーは1本あたり約100kcal。一般的なジェル(120〜180kcal)よりやや控えめなので、ロング走やレースで「これ1本」だと糖質が不足しがちです。距離が長い日は複数本、または他の補給食と組み合わせるのが安心。食塩相当量も0.2〜0.3g/本と多くはないので、汗をかく夏は塩分タブレットなどと併用を。一方で、小豆ベースで甘さ控えめ・胃にもたれにくく、BCAAやポリフェノールも摂れるのは長所です。

カフェイン版の使い分け

3種のうち「カフェイン配合」は、1本にカフェイン27.6mg(コーヒー約1/3杯分)を含む。レース後半の眠気覚ましや、集中力を切らしたくない場面のスイッチとして使い分けると便利だ。

ただし、カフェインに敏感な人や、就寝前の練習では避けたほうが無難。コーヒーなど他の飲み物と合わせて1日の摂取量が増えすぎないよう、量には気をつけたい。

他の羊羹・餅系補給食との比較|結局どれを選ぶ?

「飲む羊羹」をうたうアンパワーだが、ランナー向けの羊羹・餅系補給食は他にもいくつかある。実際に走って試した5つを並べてみた。

商品カロリー価格(1本)形状・食べ方味の方向
アンパワー(飲む羊羹)40g97〜109kcal約160〜180円羊羹タイプ/ジェルタイプ(種類で選べる)塩気・甘さ控えめ+BCAA/ポリフェノール
井村屋 スポーツようかん40g116kcal150〜180円固形の羊羹甘さ控えめ・塩気あり
えいようかん60g171kcal100円前後固形の羊羹甘め・塩気は少なめ
ANDO_(アンドゥー)55g100kcal約266円ゆるめのゲル甘さ控えめ・塩気あり
エネもち(クルミ餅)40g145kcal313円自然な甘み・食べ応えあり
羊羹・餅タイプの補給食を、実際に走って試した5つで比較(価格は時期・店舗で変動)

ざっくり言うと、アンパワーの強みは「塩気が効いて甘さ控えめ、しかも食感を種類で選べる」こと。羊羹寄りのスタンダード/カフェインから、のどごし重視のバナナ(ジェルタイプ)まであり、好みやシーンで使い分けられる。塩気はANDO_よりはっきりしている。価格も羊羹系では安い部類だ。

用途別に選ぶなら、こんな感じになる。

  • とにかく安く済ませたい → えいようかん(1本100円前後で171kcal)
  • 噛まずに飲みたい・口当たり重視 → アンパワー or ANDO_(ジェル/ゲル系)
  • 夏で塩分も一緒に摂りたい → スポーツようかん or アンパワー(塩気しっかり)
  • 腹持ち・食べ応えがほしい → エネもち(餅でしっかり系)
  • 後半のスイッチがほしい → アンパワー カフェイン版

それぞれの詳しいレビューはこちら。

どんな人に向いている?

  • 向いている:甘すぎるジェルが苦手/和素材(小豆)が好き/携帯性を重視/練習やロング走の中盤補給に使いたい
  • 不向き:1本で一気に高カロリーを入れたい/フルマラソンを少ない本数で回したい人

よくある質問

羊羹って走りながら食べられる?

ジェル状なので、片手で押し出して食べられる。固形の羊羹より飲み込みやすく、走りながらでも問題なかった。

どこで買える?

公式通販(anpower.jp)が中心。百貨店での取り扱いはなく、Amazonや楽天では基本的に見かけない。お試し5本セットもあるので、まずは試してみるのがおすすめだ。

賞味期限は?

スタンダードとカフェイン版は4〜5年と長く、防災備蓄にも向く(バナナは6〜12ヶ月程度)。

まとめ|甘いジェルに飽きた人の”和の補給食”

アンパワーは、和菓子屋がつくる羊羹タイプの補給食。塩気の効いた控えめな甘さで、甘いジェルに飽きた人にこそ刺さる。携帯性もよく、苦みもない。

唯一の弱点はカロリーが控えめなこと。レースの主役には少し物足りないので、「練習のお供+レースは補助」が現実的な使い方だ。自分はロングの中盤補給の選択肢に、しっかり加わった。

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