今日は朝から気温が高く、汗がしたたる中での12kmランだった。こういう日に怖いのが、汗と一緒に塩分やミネラルが抜けていくこと。そこで折り返し地点で試したのが、メダリストの「塩ゲル」だ。
名前のとおり、塩分とミネラルの補給に特化したゼリー飲料。エネルギー系のジェルとは役割がまったく違う。実際に真夏のランで使ってみて感じた、良かった点と物足りなかった点を正直にまとめる。
- 真夏のランで塩ゲルを使った正直な使用感(味・携帯性・ゴミ)
- 塩分・カリウム・マグネシウムなど成分の中身
- エネルギー補給には向かない理由と、上手な使いどころ
- 塩分チャージタブレッツとの違い
メダリスト塩ゲルとは|汗で失うミネラルを補う補給食
メダリスト塩ゲルは、アリストが手がけるミネラル補給に特化したゼリータイプの補給食だ。1袋20gと小さいが、食塩相当量0.77g・カリウム200mg・マグネシウム30mgを配合。メーカーによれば、1袋で経口補水液250mL相当のミネラルと糖を補えるという。
エネルギー系ジェルが「糖質(カロリー)」を補うのに対し、塩ゲルは汗で失われる塩分・ミネラルを補うのが役割。夏のランやレースで、水分補給とセットで使うことを想定した一本だ。

| 項目 | 内容(1袋20gあたり) |
|---|---|
| 内容量 | 20g/1袋 |
| エネルギー | 33kcal |
| 食塩相当量 | 0.77g |
| カリウム | 200mg |
| マグネシウム | 30mg |
| 炭水化物 | 8.2g |
| 味 | サイダー味 |
| 価格 | 162円(税込) |
| 分類 | 補給食(ゼリータイプ) |
真夏の12kmで使ってみた|正直レビュー
暑さで汗がどんどん出る日の、ちょうど折り返し(6km地点)で塩ゲルを補給した。走りながら使ってみて感じたことを、項目ごとに振り返る。
さすが塩。しっかりしょっぱい

一口飲んで、まず思ったのが「さすが塩、しょっぱい」。サイダー味でほんのり甘さはあるが、それ以上に塩気がはっきりしている。普通のスポーツゼリーの感覚で飲むと、塩の存在感に少し驚くはずだ。
ただ、汗をかいた体にはこのしょっぱさがちょうどいい。失った塩分やミネラルを補ってくれている感覚があって、飲んだあとは妙に落ち着いた。暑い日ほど「これは効きそうだ」と素直に思える味だった。
携帯性は◎。短パンのポケットにスッと入る

携帯性はかなり良い。20gで薄く細いスティック型なので、短パンのポケットにスッと入る。ランニングポーチでもまったくかさばらない。夏の軽装でも気軽に持ち出せるのは大きな強みだ。
開ければ片手でいける。ただしゴミは2つに分かれる
開封してしまえば、片手で押し出してサッと飲める。走りながらでも問題なかった。一方で、開けたときの切れ端が本体と分離するので、ゴミが2つになってしまう。
とはいえ、そのゴミ自体は小さくてかさばらない。リポビタンキッズゼリーのような大きな容器と比べれば、ストレスはずっと少ない。「ゴミは2つだが小さい」——このバランスは悪くなかった。

栄養面|塩分・カリウム・マグネシウム。エネルギーは別で補う
塩ゲルの中身は、食塩相当量0.77gに加えて、汗で失われやすいカリウム(200mg)とマグネシウム(30mg)を配合している。水分だけ補給しても塩分・ミネラルが足りないと体調を崩しやすいので、夏のランでは理にかなった組み合わせだ。
一方で注意したいのがカロリーの低さ。1袋33kcalと、エネルギー系ジェル(120〜180kcal)にはまったく及ばない。これ1本で「エネルギー補給」をしようとすると確実に足りない。あくまで塩分・ミネラル専用と割り切るべき補給食だ。
汗で塩分やマグネシウム・カリウムが不足すると、筋肉のコンディションが乱れやすいと言われる。塩ゲルはそうしたミネラルを手軽に補えるので、暑い日の長時間ランの「お守り」として持っておくと安心感がある。ただしこれは食品であり、こむら返り(つり)を治したり確実に防いだりする医療的な効果を約束するものではない。エネルギーは別のジェルや補給食で、水分はしっかり別で摂るのが前提だ。
5段階評価まとめ
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 味・飲みやすさ | ★★★★☆ | サイダー味だが塩気しっかり。汗をかいた体にはむしろうまい |
| ミネラル補給 | ★★★★★ | 食塩0.77g+カリウム200mg+マグネシウム30mg。夏の補給に的確 |
| 携帯性 | ★★★★☆ | 薄い細スティックでポケットにも入る。ゴミは2つだが小さい |
| エネルギー | ★★☆☆☆ | 33kcalと低く、糖質・エネルギー補給はこれ単体では不可 |
| 価格 | ★★☆☆☆ | 1袋162円。目的はカロリーではないとはいえ、20gという内容量で見るとコスパは良くない |
| 総合 | ★★★★☆ | 夏の塩分・ミネラル補給に特化。エネルギー系との併用が前提 |
どんな場面に向いている?
使ってみて、塩ゲルが活きる場面ははっきりしている。
- 夏の暑い日のラン・レース。大量の汗で塩分・ミネラルが抜けるとき
- 1時間以上の長時間ランで、水分補給と一緒にミネラルも足したいとき
- 軽装で持ち運びたいとき。薄くてポケットに入る携帯性を活かしたい
- 足のつりが気になる人の、暑い日の「お守り」として
逆に、こんな使い方には向かない。
- ❌ エネルギー(糖質)補給を期待する(33kcalと低い)
- ❌ 涼しい季節の短時間ラン(そこまでミネラルは失われない)
- ❌ これ1本で長時間を乗り切ろうとする(必ずジェル等と併用を)
よくある質問
塩分チャージタブレッツとの違いは?
タブレッツは口の中でなめる固形タイプで、手軽さと日常使いのコスパが強み。一方の塩ゲルはゼリータイプで、走りながら一気に押し出して飲めるうえ、マグネシウムまで配合している。「ランニング中にサッと補給したい」なら塩ゲル、「普段からこまめになめたい」ならタブレッツ、という使い分けがしっくりくる。
いつ摂るのがいい?
汗をかき始める前〜中盤がおすすめ。今回は12kmの折り返し(中間)で摂ったが、暑い日はもう少し早めでもいい。水分と一緒に摂ると吸収面でも理にかなっている。
レースで使える?
使える。薄くて携帯性がよく、片手で飲めるのでレース向きだ。ただしエネルギー補給はできないので、糖質系のジェルとセットで持つこと。
まとめ|夏ランの塩分・ミネラル補給に、的確な一本
メダリスト塩ゲルは、夏のランで失う塩分・ミネラルを補うことに特化した補給食だ。しっかりした塩気、カリウム・マグネシウム配合、そして薄くて持ち運びやすい携帯性。暑い日のロング走やレースで、水分補給とセットで持っておくと心強い。
唯一にして最大の注意点は、エネルギー補給はできないこと。33kcalと割り切った設計なので、糖質系のジェルや補給食と組み合わせて使うのが正解だ。「塩分・ミネラルは塩ゲル、エネルギーはジェル」と役割分担すれば、真夏のランがぐっと安定する。
暑さがこれから本格化する季節。汗をかく日のお守りとして、ポケットに一本忍ばせておく価値はある補給食だった。
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