2026年7月5日、Fビレッジハーフマラソン2026を走ってきた。結果は1時間23分31秒(ネットタイム1時間23分30秒)、一般男子の部B 8位。獲得標高205mのタフなコースで、自己ベストを1分12秒更新できた。
ゴールした瞬間に思ったのは、たったひとつ。練習は裏切らなかった。
この記事では、エスコンフィールド発着という非日常なレース体験と、コースの実際、そしてPBにつながった準備を、来年走る人にも役立つ形でまとめておく。
Fビレッジハーフマラソン2026とは
プロ野球・日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」(北広島市)を発着点とするハーフマラソン大会。球場とその周辺のFビレッジ、北広島の自然の中を走る。
| 開催日 | 2026年7月5日(日) |
| 会場 | エスコンフィールドHOKKAIDO(北海道北広島市) |
| スタート | 9:30(ハーフ) |
| 当日の天候 | 晴れ・25℃前後。レース中に気温上昇 |
| コース | 獲得標高205m。序盤からアップダウン、14〜16kmに長い登り |
| 公式サイト | kitahiro-f-marathon.jp |
コースプロフィールは正直かなりタフだ。「エスコンの周りをぐるっと走る気持ちいい大会でしょ?」と思って出ると、14kmからの登りで現実を知ることになる。

アクセス面の注意点もまとめておく。駐車場は駐車券の事前購入制(当日購入不可)で、スタート30分前から交通規制が入るため午前9時以降は入庫不可。さらにレース中は12時30分まで出庫できない。北広島駅からはシャトルバス(大人250円)が6:15〜8:45に運行しているので、電車+バスの組み合わせが気楽だ。
会場の様子|球場発着はやっぱり特別

受付を抜けるとそのままエスコンフィールドのコンコースへ。普段はプロ野球を観る場所が、この日はランナーの控え室になる。この非日常感だけで参加費の元が取れた気がする。



参加賞のTシャツは黒ベースにコースの通り名がプリントされた好デザイン。普段の練習でも普通に着られる。ナンバーカードには予想タイム順のスタートブロックが印字されていて、整列もスムーズだった。

会場内にはマッサージブースもあり、塩タブレットとハーブティーをいただいた。こういう細かいおもてなしがうれしい。

手荷物預けはユニークで、指定のビニール袋にゼッケン番号のシールを貼って観客席に置いておくスタイル。返却時はゼッケンと照合されるので安心感もある。

当日の装備と補給計画

- シューズ:ニューバランス フューエルセル スーパーコンプ エリートv5
- ウェア:Tシャツ+マルチポケットタイツ+帽子+サングラス
- 時計:COROS PACE 4
- 補給:アミノバイタル スーパースポーツ(スタート30分前)/アンパワー(15km地点)/塩タブレット2個(お守り)
補給はシンプルに絞った。スタート30分前にアミノバイタル スーパースポーツを飲み、15km地点——ちょうど登りで一番消耗するあたり——でアンパワーを投入。塩タブレット2個はポケットにお守りとして携帯した。ハーフは「摂りすぎない」のもポイントだと思っている。



レース展開|3つの局面で振り返る
序盤(〜9km):下りに乗って、予定より速い入り

号砲とともにコースは下り基調で始まる。設定では入り5kmを4分00秒〜02秒/kmと決めていたのに、最初の下りで出たペースは3分49秒。下りの勢いのまま行ってしまった。正直に書くと、これは計画通りではない。ただ心拍と呼吸に余裕があったので、「今日はこのまま行けるところまで行く」と腹を決めた。


5km付近で一度折り返し、その後はサイクリングロードへ。木陰が多くて助かる一方、道幅が狭く、追い越しには少し気を使う区間だ。

中盤(9〜16km):森を下り、そして「あの登り」へ

9〜10kmは森の中を下る気持ちのいい区間。12km付近では沿道の応援に力をもらった。コースは1kmごとに距離表示があり、ペース管理がしやすい。

そして14km、このコースの核心部が始まる。14〜16km、ひたすら登る。ここまで3分49〜57秒/kmで押してきたペースは、4分05〜11秒まで落ちた。気温も上がってきて、開けた場所では強い風。「耐える」以外の選択肢がない3kmだった。

15km地点で予定通りアンパワーを補給。登りの途中で立て直しのきっかけになった。給水所ではミニトマトの提供もあって、ありがたい。

終盤(16km〜ゴール):混雑と、最後の坂
登りを越えた17kmでペースは3分56秒まで復帰。脚はまだ残っている——そう確信できたのは、直前6週間のロング走のおかげだと思う。
ただし終盤には想定外もあった。19km付近で10kmの部のランナーと合流し、コースが一気に混雑。ラストの給水は人が多すぎて取れなかった。ここは来年走る人も頭に入れておきたいポイントだ。

そしてこの大会、最後の最後に登りが待っている。ラスト1km、エスコンに向かってひたすら登り。ラスト500mは周りの全ランナーが坂と格闘していた。

それでも残った力を出し切って、時計上のラスト1kmは3分33秒。坂を登り切るとすぐにゴールが見えた。


結果とデータ

| 公式記録 | 1時間23分31秒(ネット 1時間23分30秒) |
| 順位 | 一般男子の部B 8位 |
| 自己ベスト更新 | 1時間24分43秒 → 1時間23分31秒(−1分12秒) |
| 平均心拍 | 176bpm(閾値心拍173を上回る巡航) |
| 獲得標高 | 205m |
| 区間 | ペース | メモ |
|---|---|---|
| 1〜13km | 3’49″〜3’57″/km | 下り入りからそのまま押し切る |
| 14〜16km | 4’05″〜4’11″/km | 登り区間。耐える |
| 17〜20km | 3’56″/km前後 | 登りを越えて復帰 |
| ラスト1km | 3’33″/km | 最後の坂を越えて出し切る |
レース後、COROSの閾値ペースは3分54秒から3分50秒に更新された。フラット換算なら1時間21〜22分相当の走りができた計算になる。
良かった点・注意したい点
✅ エスコンフィールド発着の非日常感。屋根付きの控え場所は雨でも暑さでも安心
✅ 1kmごとの距離表示でペース管理がしやすい
✅ 給水は計4回+ミニトマトの提供も
✅ マッサージブース・ゴール後のドリンクとゼリー配布などおもてなしが手厚い
✅ 温浴施設への無料バスあり(要予約)
❌ 獲得標高205m。14〜16kmの登りとラスト1kmの登りは覚悟が必要
❌ 19km付近で10kmの部と合流し混雑。ラストの給水は取りづらい
❌ サイクリングロード区間は道幅が狭く追い越しにくい
❌ 開けた区間は風が強い日も。夏開催なので暑さ対策は必須

勝因はシンプル。練習は裏切らない
タフなコースと暑さの中でPBを出せた理由は、特別なことじゃない。レースまでの6週間、決めた練習を淡々と積んだだけだ。
- 火曜:インターバル 1km×5本(3分40秒/km前後)
- 木曜:テンポ走 30〜35分(4分00秒/km前後)
- 土曜:ロング走 24〜28km(後半ビルドアップ)
- 日曜:ミドル走 12〜14km
- レース前日:ジョグ3km+流し3本で刺激入れ
とくに効いたのは28kmロング走だと思う。ハーフのレースで「17km地点でまだ脚が残っている」感覚は、21kmより長い距離を練習で踏んでいたからこそだ。あとは膝の違和感が出たら無理をしないというルールを守り続けたこと。結果、故障ゼロでスタートラインに立てた。
次の目標:10月4日、札幌マラソンでサブ80
次の本命は10月4日の札幌マラソン(ハーフ)。目標は1時間20分切りだ。今回のレースで課題も見えた。登りでの失速幅をどう縮めるか——札幌マラソンにも20km地点に丘が待っている。夏の間、坂と閾値を鍛えて挑む。
ゴール後のお楽しみ
レース後は、はま寿司へ直行。ハーフを全力で走り切った後の寿司は、何皿食べても罪悪感ゼロである。
▼前回のハーフマラソンのレポはこちら



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