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マラソンの補給食を実走で試すシリーズ、今回はマグオン(Mag-on)エナジージェル レモンフレーバー。「水溶性マグネシウム配合」をうたう、補給食売り場では黄色いパッケージが目を引く定番ジェルだ。28kmロング走の途中で実際に飲んできたので、味・飲みやすさ・使いどころを正直にレビューする。2026年11月に、梅味をハーフマラソンの本番前に飲んだ感想を追記した。
私は40代の市民ランナー。月300kmほど走り、ハーフマラソン1時間22分12秒の自己ベストを持つ。補給食はこれまで10種類以上をロング走とレースで試してきた。その比較の目線で書いていく。
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マグオン エナジージェルとは

マグオンは「闘い続けるアスリートの水溶性マグネシウム」を掲げる補給食ブランド。エナジージェルは1個41gで120kcal、炭水化物30g、水溶性マグネシウム50mg配合。今回のレモンフレーバーはカフェイン25mg入りのタイプだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 内容量 | 41g |
| エネルギー | 120kcal |
| 炭水化物 | 30g |
| マグネシウム | 50mg(水溶性) |
| カフェイン | 25mg(レモンフレーバー) |
| 参考価格 | 280円(税抜)前後 |

マグネシウムは発汗で失われるミネラルのひとつで、アスリート向けに配合をうたう補給食は多い。効果の感じ方は人それぞれだと思うが、「エネルギーと一緒にミネラルも摂れる」という設計思想のジェルだ。
実飲レビュー|28kmロング走の途中で試した

粘性が多少あるが、引っかかりはなくスルッと飲める
まず感心したのが飲みやすさ。粘性は多少あるが、喉に引っかかる感じはなかった。餅のような粘度のジェルは走りながらだと喉に詰まりそうになるが、マグオンは力を入れなくてもスッと出てきて、そのまま流し込める。走りながらの補給のしやすさは、これまで試したジェルの中でもトップクラスだ。
開け口はそこそこ。切り口が本体と一体ではない点に注意

開けやすさは可もなく不可もなく。特別開けにくくはないが、汗をかいた手でも一瞬で開くというほどでもない。注意したいのは切り口が本体と一体になっていないこと。切り取ったフタが分離するので、レース中はポケットに突っ込むゴミが1つ増える。この点はフタが本体に残るタイプのジェルに一歩譲る。
味は「劇的に甘いレモン」。水が欲しくなる人はいるはず
味は率直に言ってかなり甘い。エナジージェルはどれも甘いものだが、マグオンのレモンはその中でも甘さが強烈な部類だ。そのぶんレモンの酸味と香りも強めで、飲んだ後もしばらく口の中にレモン味が残る。私は嫌いではないが、甘いものが苦手な人は給水とセットで使うのが無難だと思う。レース中なら次のエイドの直前で飲む、練習なら水を持って走る日に試すのがおすすめだ。
飲んだ後の「ひと頑張り」が利く感覚がある
個人の体感としてはっきり書いておきたいのが、飲んだ後に頑張れる感じ——いわゆるブースト感があること。ロング走の終盤に向けて脚と気持ちがもうひと押し利いた感覚があった。レモンフレーバーはカフェイン25mg入りなので、その影響もあるのかもしれない(あくまで私の体感だ)。レース後半の勝負どころに向けて仕込むジェルとしては、この感覚は頼もしい。
【2026年11月追記】梅味も飲んだ|甘いだけではなく、塩気がある

2026年11月1日のハーフマラソンで、スタートの15分前に梅味を1本飲んだ。気温は6℃ほどで、結果は1時間22分12秒の自己ベストだった。ジェルはこの1本だけで、途中では飲まなかった。自己ベストがこのジェルのおかげかどうかは分からない。
味は、甘みの中に少し塩気がある
レモン味は「かなり甘い」と書いたが、梅味は、ただ甘いだけではない。甘みもあるが少し塩気があって、比較的飲みやすかった。飲んだあとは口の中に香りが残って、スッキリする。お腹の調子も悪くならなかった。
梅の味はそこそこしっかりしている。梅が苦手な人は、避けたほうが無難だと思う。
手に出してみると、ある程度粘性がある。

レモン味との違いは、カフェインと食塩
パッケージの表示を見比べると、エネルギーや炭水化物、マグネシウムの量は同じだ。違うのは、カフェインと食塩だった。
| 項目 | レモン | 梅 |
|---|---|---|
| 内容量 | 41g | 41g |
| エネルギー | 120kcal | 120kcal |
| 炭水化物 | 30g | 30g |
| マグネシウム | 50mg | 50mg |
| カフェイン | 25mg | 表示なし(原材料にもなし) |
| 食塩相当量 | 0g | 0.5g |
| 味(私の感想) | かなり甘い。レモンの酸味と香りが強い | 甘みの中に少し塩気。梅の味はしっかりめ |
| 飲んだ場面 | 28kmロング走の途中 | ハーフのスタート15分前 |

カフェインをとりたくない場面では、梅味が候補になる。
この季節のハーフなら、途中の補給はいらない気がした
この日は、途中でジェルを飲まなくても、最後の1kmは3分47秒まで上げられた。この季節のハーフなら、途中の補給はいらない気がする。もちろん、これは私の1回の経験で、暑い時期やフルマラソンには当てはまらない。

携帯性|ポケットに入れて存在を忘れるレベル

41gのコンパクトなパウチで、ランパンのポケットに入れても揺れも重さもほぼ気にならない。複数本携帯するレースでもかさばらないのはジェルタイプの強みそのままだ。

気になる点|価格はお高め
ネックは価格だ。1個280円(税抜)前後は、コンビニで買えるエナジーゼリー系と比べると明確に高い。えいようかん(1本100円強)やスポーツようかんと比べても倍以上する。毎回のロング走に使うにはお財布が痛いので、私は「レースと勝負練習の日の切り札」枠に置くのが現実的だと思っている。
| 良い点 | 気になる点 |
|---|---|
| 粘性は多少あるが引っかからず飲みやすい | 1個280円前後とお高め |
| 力を入れなくても出しやすい | 劇的に甘い。人によっては水が欲しい |
| 飲んだ後のブースト感(体感) | 開け口のフタが分離してゴミが増える |
| 41gで携帯性抜群 |
使いどころ|レース後半のカフェイン投入に
総合すると、マグオン レモンは「走りながら確実に流し込める、カフェイン入りの勝負ジェル」だ。私ならこう使う。
ハーフマラソンなら15km前後の勝負どころの手前で1本。フルなら25〜30kmの失速ポイントに向けて仕込む。飲みやすさは折り紙付きなので、苦しい場面でも補給が「作業」にならないのが強みだ。普段のロング走は安価なようかん系で済ませて、ここぞの日にマグオン。この使い分けがコスパと効果のバランスがいい。
まとめ|飲みやすさはトップクラス。勝負どころの1本に
マグオン エナジージェル レモンフレーバーは、引っかからず飲みやすく、レモン味が強く、飲んだ後のひと頑張りが利く(体感)ジェルだった。価格の高さと強い甘さは人を選ぶが、レース後半の切り札としては十分に「あり」だ。
梅味は、カフェインの表示がなく、食塩相当量が0.5gある。甘みの中に少し塩気があって、私には比較的飲みやすかった。梅が苦手な人は避けたほうが無難だと思う。
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他の補給食のレビューや、レース本番での補給の組み立てはこちらにまとめている。



