20kmのロング走に、アクアソリタゼリーを1本だけ持っていった。
15km地点で飲んだ。口の中がスッキリした。それだけで、また走り出せた。
この記事では、実際に走りながら使ってわかった正直な感想を書く。良かったこと、気になったこと、どんな場面に向いているか。全部まとめた。
📊 総合評価
| 携帯性 | ★★☆☆☆ | 2 / 5 |
| 補給効果 | ★★★☆☆ | 3 / 5 |
| 価格 | ★★★★★ | 5 / 5 |
| 味 | ★★★★☆ | 4 / 5 |
アクアソリタゼリーとは
味の素が作る経口補水液タイプのゼリー飲料だ。
経口補水液というと、病院や体調不良のときに飲むイメージがあるかもしれない。でもアクアソリタゼリーは「熱中症・過度の発汗による軽度の脱水時の水・電解質補給」を目的として設計されている。ランニング中の発汗による電解質補給に、普通に使える。
フレーバーは2種類。りんご風味(青りんご)とゆず風味。今回は両方試した。

スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 130g(1袋) |
| カロリー | 16kcal |
| 炭水化物 | 4.1g |
| 食塩相当量 | 0.27g |
| フレーバー | りんご風味・ゆず風味 |
| 価格の目安 | 約137円/個(6個入り822円) |
| アレルゲン | なし |
1袋16kcalはかなり低カロリーだ。スポーツようかん(129kcal)やアミノバイタルゼリー(100kcal前後)と比べると、カロリーとしての「補給力」はほとんどない。これは電解質と水分を補うための補給食であって、エネルギーを入れるものではない。
実際に走りながら使ってみた
今日のロング走は20km、平均ペース4分48秒/km。気温6℃の札幌、手袋をして走った。
補給のタイミングとして選んだのは15km地点。ちょうど後半に差し掛かるあたり、体がジワッと疲れてきて、口の中が少し乾いてきた頃合いだ。

味:甘すぎない。これが一番良かった
走りながら甘いものを摂るのが得意じゃない人間なので、これは正直うれしかった。
りんご風味は青りんごをイメージした、さわやかな甘さ。後味がスッキリして、口の中がリセットされる感じ。ゆず風味は少し酸味があって、よりさっぱりしている。どちらも「スポーツドリンクの甘さが走っている途中でしんどくなる」という人に向いていると思う。
ゼリー状なので一気に飲まなくていい。少しずつ絞り出しながら補給できる。これも走りながら使うには便利だった。
蓋が別体:練習向き、レースでは少し面倒
唯一気になったのがここだ。ノズルの蓋が本体と繋がっていない。飲むときに蓋を外すと、その蓋をどこかに持つか、ポケットに入れるかしないといけない。

練習中なら問題ない。ポケットに突っ込んでおけばいいし、ゴミとして持ち帰ればいい。でもレース本番だと、給水所で蓋を処理する手間が生まれる。ゴミを投げ捨てるスペースがなければ、蓋を手に持ったまま走ることになる。そこだけが惜しい。
携帯性:可もなく不可もなく
パウチタイプなので、ランニングポーチやウィンドブレーカーのポケットに入れれば問題なく携帯できる。ただし使い捨て前提だ。130gのゼリーなので重量もそこまで気にならない。普通。
どんな場面に向いているか
✅ 向いている使い方
- 15km以上の長い練習ランの補給……カロリーよりも電解質・水分が欲しいときにちょうどいい
- ゆっくり長く走るロング走……有酸素ベースで距離を稼ぐ日に合う
- マラソン前日・レース2〜3時間前の水分補給……体内に電解質を蓄えておく目的での使い方にも有効
- 夏の練習・熱中症対策……電解質補給が主目的なので、暑い季節の練習に特に向いている
❌ 向いていない使い方
- レース本番のエネルギー補給……16kcalでは走るための燃料にならない。蓋の処理も面倒
- スピード練習・インターバルの補給……素早く補給してすぐ走り出したい場面には向かない
- エネルギー切れ対策……ハンガーノック予防には使えない
アミノバイタル パーフェクトエネルギーと比べてみた
同じパウチゼリー系補給食でよく比較されるのが、アミノバイタル パーフェクトエネルギーだ。見た目のパッケージがよく似ているが、中身の目的はまったく違う。
| アクアソリタゼリー | アミノバイタル パーフェクトエネルギー | |
|---|---|---|
| 容量 | 130g | 130g |
| カロリー | 16kcal | 180kcal |
| 炭水化物 | 4.1g | 40.7g |
| アミノ酸 | ー | 5.0g |
| 電解質 | ◎(経口補水液) | △ |
| 価格目安 | 約137円 | 約200円 |
| 主な目的 | 水分・電解質補給 | エネルギー+アミノ酸補給 |
| おすすめ場面 | ロング走の電解質補給 レース前日の補水 | レース中盤の エネルギー切れ対策 |
カロリーが16kcal対180kcalと10倍以上の差がある。アクアソリタゼリーは「体に水分と塩分を届ける」ためのものでエネルギーを入れる目的では使えない。逆にアミノバイタルはカロリーとアミノ酸をしっかり補給できる一方、電解質の補給力はアクアソリタほど高くない。
使い分けの目安はシンプルだ。ロング走や暑い日の練習で喉が渇いたとき→アクアソリタ。レース本番でエネルギーが切れそうなとき→アミノバイタル。両方を場面で使い分けるのがいちばん賢い。
価格について:これは安い
6個入りで822円、1個あたり約137円。スポーツようかんが1本200円前後、アミノバイタルゼリーが1個150〜180円であることを考えると、かなり安い部類に入る。まとめ買いしやすいのも助かる。「とりあえず電解質補給を習慣にしたい」という人が試しやすい価格帯だと思う。
まとめ:ロング走の練習補給に、ちょうどいい一本
アクアソリタゼリーは、レース本番の主力補給食ではなく練習中の電解質・水分補給に特化した補給食だと思っている。
甘すぎない。スッキリする。安い。15km以上の練習に1本持っていくだけで、後半の走りが変わる感覚があった。
レースに使うかどうかは、蓋の処理問題をどう解決するか次第だ。個人的にはマラソン前日の水分補給として使うのがいちばんスマートな使い方だと感じている。

ロング走の補給を何にしようか迷っているなら、一度試してみる価値はある。

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