2026年1月25日、札幌に大雪警報が発令されている中、「北海道スノーマラソン」に参加してきた。
雪道10kmを走るという、普通のロードレースとはまったく異なる体験。タイムを狙える大会ではないが、これはこれで癖になる。参加して感じたことを正直に書く。

こんな人におすすめ
- 冬でも大会に出たい北海道在住ランナー
- 雪道ランという珍しい体験がしたい道外ランナー
- タイムより思い出・楽しさ重視の人
- アットホームな雰囲気の小規模大会が好きな人
総合評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| おすすめ度 | ★★★★☆ | 北海道ならではの体験ができる |
| 難易度 | ★★★☆☆ | 雪道・周回コースで思ったより消耗する |
| コスパ | ★★★★☆ | 4,000円でジャガイモ付き(笑) |
| 運営 | ★★★★★ | 大雪の中でも丁寧で温かい運営 |
| タイム狙い | ★★☆☆☆ | 雪道なのでPBは難しい。記録より記憶の大会 |
北海道スノーマラソンとは
NPO法人ランナーズサポート北海道が「北国なのだから青空のもと雪道を楽しくランニングしよう」をコンセプトに掲げ、2015年2月に第1回を開催。2022年はコロナで中止となったが、今年で第12回を迎えた。
会場は札幌市豊平区にある八紘学園北海道農業専門学校。広大な農業学校の敷地内を走る周回コースで、ポプラ並木や農地の中を雪道ランするという、ここでしか体験できない大会だ。

大会概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 毎年1月最終日曜日(2026年は1月25日) |
| 会場 | 八紘学園北海道農業専門学校(札幌市豊平区月寒東2条14丁目) |
| 種目 | 10km(高校生〜49歳以下/50歳以上)、3km(小中学生・高校生以上) |
| 参加費 | 10km:4,000円 / 3km:高校生以上2,500円・小中学生1,000円 |
| 定員 | 10km:350名、3km:150名(合計500名) |
| 制限時間 | 10km:2時間(7km関門1時間20分)、3km:45分 |
| コース | 八紘学園敷地内の周回コース(10kmは3周) |
| 主催 | NPO法人ランナーズサポート北海道 他 |
アクセス・駐車場
- 最寄り駅:地下鉄東豊線「福住駅」から徒歩約6分
- 駐車場:会場周辺に駐車場あり(事前メールで案内あり)
- 注意:冬道・大雪になることも多いため、公共交通機関の利用推奨。時間に余裕を持って到着を
服装・装備のポイント
- シューズ:GORE-TEX素材のトレランシューズ推奨。普通のロードシューズは雪が染みて冷える
- ウェア:防風インナー+アウターの重ね着。スタート前の待機時間が想像以上に寒い
- 手袋:必須。指先が凍るレベルの寒さ
- スリッパ:校舎内は土足厳禁。着替え・待機時に必要(事前メールにも記載あり)
- カイロ:スタート前の待機で体が冷えるので持参推奨。貼るカイロを靴底に仕込む人もいる


大会レポ
会場到着・受付
10:00頃、八紘学園に到着。一目で大雪とわかる状況で、10kmは中止もあり得ると覚悟した。受付では事前に送られてきたメールのQRコードを見せ、ゼッケンとジャガイモ1kgを受け取る。
ジャガイモが参加賞というのが何とも北海道らしくて好きだ。ずっしりとした重さが嬉しい誤算で、「これを持って帰らないといけない」という謎のミッションが生まれる。

スタートまで
受付後は校舎内で着替え・待機。暖房が効いていて快適だ。出走15分前になると、参加者がスタート地点近くのビニールハウスへ移動する。ハウス内は暖房なしだが、人が集まっているのでそこそこ暖かい。

出走5分前にスタート地点へ移動すると、全員で準備運動の時間がある。この時間、じっと立っているだけでは指先が凍りそうになる。できるだけ動き続けて体温を保つのがコツだ。

レース中
11:00、10kmの部がスタート。まずポプラ並木を走る。運営の方々が懸命に除雪してくれており、この区間は意外と走りやすかった。給水所もあり(お水のみ)、運営の丁寧さが伝わる。

1周3kmのコースを3周。折り返し地点付近は道幅が狭く、前のランナーを追い越すのは難易度が高い。追い越すときは新雪部分を踏んで走ることになり、体力を余分に消耗する。ロードレースの感覚でペース配分を考えると、後半に足が売り切れる。

3周目のラストは足がパンパンになった。雪道は地面の反発が少なく、脚への負担が独特だ。同じ10kmでもロードより疲労感が大きいと感じた。

ゴール・参加賞
ゴールすると、大雪の中で応援し続けてくれたスタッフと観客が祝福してくれる。極寒の中で待ち続けてくれる人がいるというのは、走る側にとって本当にありがたい。

参加賞はペットボトルの水・ジャガイモ1kg・ゼビオの割引券。重い荷物を抱えながら帰路につくのも、この大会の思い出のひとつだ。

大会終了後
後日、記録証とゴール地点で撮影いただいた10秒程度の動画がWebサイトにアップされる(https://runsupport-h.org/)。ゴールの瞬間を映像で残してもらえるのは初めての体験で、記念になった。

まとめ:記録より記憶に残る大会
札幌に大雪警報が発令される中、運営の皆さんの尽力で無事開催された。タイムを狙える大会ではないが、雪上を走るという非日常の体験と、温かい運営の雰囲気は忘れられない。
「北海道の冬に大会がある」という事実だけで参加する価値がある。道外から参加するランナーにとっても、北海道らしい体験として語り草になるはずだ。
来年度の参加を検討しているなら、10kmの部は例年早期に定員に達する(2026年大会は2025年11月時点で10km締め切り)。申し込みは早めに。公式サイト(https://runsupport-h.org/snowrun)で最新情報を確認してほしい。


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