月300km走るランナーが、ロング走26kmで実際に試した。「練習の補給食として使えるか」「レースに持っていくべきか」——2つの疑問に正直に答える。
筆者のスペック
| ランニング歴 | 2024年5月〜(陸上経験なし) |
| 足 | 偏平足・幅広 |
| 故障 | 左ひざ棚障害+半月板損傷 |
| タイム | フル3:36:35 / 10km39:45 |
| 練習量 | 月約300km |
商品スペック
| 内容量 | 130g |
| エネルギー | 180kcal |
| たんぱく質 | 5.0g |
| 糖質 | 40.7g |
| アミノ酸 | 5.0g(アラニン4.5g/プロリン0.5g) |
| 価格 | 約200円前後 |
| タイプ | ゼリー飲料 |
| フレーバー | グレープフルーツ味 |
なぜアミノバイタル パーフェクトエネルギーを選んだか
ロング走中の補給食を探すとき、条件は2つだった。「エネルギー補給になること」と「走りながらでも飲めること」。固形タイプはペースを落とす必要があり、ゼリー系の中から選ぶことにした。
アミノバイタルはスポーツ用途に特化したブランドで信頼感があった。パーフェクトエネルギーは糖質40.7g・180kcalとエネルギー量が高く、長距離走の補給としてスペックが合っていた。
使い方・摂取タイミング
今回はロング走(26km)の15km地点で摂取した。
15kmというタイミングを選んだ理由は、エネルギーが本格的に枯渇し始める手前で補給しておきたかったから。ハーフ走でいえば「残り6〜7km、あとひと頑張りしたい地点」にあたる。このタイミングで飲むことで後半のペース維持につなげるイメージだ。
補給のコツとして、エネルギーが完全に切れてから飲んでも遅い。切れる前の「まだ動ける状態」で補給するのが正解で、そういう意味で15km前後は自分にはちょうどいいポイントだった。
飲みやすさ・ボリューム感
開け口は特に問題なく開けられる。蓋付きなので一度に飲まず数回に分けて摂取することも可能。グレープフルーツ味はさっぱりしていて、走りながらでも飲みやすい。甘ったるさがないのが好印象。
130gという量は補給食としてはかなり多め。飲み終えたあとに「しっかり摂った」という満足感がある。他のジェル系にありがちな「こんなに少ないの?」という感覚がない。
水分も同時に摂れるのも利点だ。夏場や発汗量が多い練習では、エネルギー補給と水分補給を一度に済ませられる。純粋なカロリー補給というより「栄養+水分」として使えるのがこの商品の強みだと感じた。
効果
無補給の状態と比べると、ラン後の疲労感は少ない印象。ただ「ブーストがかかる」「急に元気になる」という感覚はなく、あくまで「疲れを抑える」イメージ。
公式には「最後まで途切れず全力のパフォーマンスを期待」とある通り、急激なエネルギー補給というよりはスタミナ維持として機能している印象だ。劇的な変化は期待しない方がいい。後半の底を静かに支えてくれる、そういう補給食。
レースには向かない
正直、レース本番には向いていないと感じる。理由は3つ。
- サイズが大きめで、レース中はポケットやベルトに入れると邪魔に感じる
- 糖質40.7gを一気飲みすると胃腸への負担になる可能性がある
- レース中は少量ずつ飲む余裕がないことが多い
練習用と割り切るのが正解。長距離練習のエネルギー補給としてはコスパも含めて十分使えるが、レースには補給食の形状や容量が適した別の選択肢を使うべき。
スポーツようかんと比較してみた
同じくロング走で使っている井村屋のスポーツようかんと比較した。
| 項目 | アミノバイタル PEG | スポーツようかん |
|---|---|---|
| タイプ | ゼリー飲料 | 固形(あんこ) |
| 内容量 | 130g(多め) | 60g(少なめ) |
| エネルギー | 180kcal | 約171kcal |
| 水分補給 | ◎ | × |
| 携帯性 | △(かさばる) | ◎(細くてゴミなし) |
| 味 | さっぱり(グレープフルーツ) | 甘すぎない塩あんこ |
| 向いている練習 | ロング走・暑い時期 | ロング走・余裕のある走り |
暑い時期や発汗が多いときはアミノバイタル、涼しい時期やゴミを出したくないときはスポーツようかん、という使い分けが自分には合っている。どちらも練習用として優秀で、どちらかに絞る必要はない。
評価まとめ
| 味 | ★★★★☆(4/5) |
| 効果 | ★★★☆☆(3/5) |
| 価格 | ★★★★☆(4/5) |
| 携帯性 | ★★☆☆☆(2/5) |
| 総合 | ★★★☆☆(3/5) |
練習用の補給食として実用的。ブースト感は薄いが疲労感の軽減はある。レースには不向きで、あくまでロング走などの長時間練習向け。200円程度という価格もコスパとして悪くない。
こんな人におすすめ・向かない人
✅ こんなランナーにおすすめ
- ロング走(15km以上)の後半エネルギー補給を探している
- 水分も一緒に摂りたい(暑い時期・多汗体質)
- 固形の補給食が苦手でゼリー系を好む
- コスパ重視で練習に使える補給食を探している
⚠️ 向かないランナー
- レース本番のエイド代わりに使いたい
- 携帯性・軽量さを重視している
- 即効ブースト感を求めている
よくある質問(FAQ)
Q. いつ飲むのがベストですか?
ロング走では15km前後が目安。エネルギーが完全に枯渇する前に補給するのが重要で、「まだ動けるけどそろそろ後半」というタイミングが効果的。ハーフ走なら14〜16km地点が一つの基準になる。
Q. レースで使えますか?
おすすめしない。130gのパウチはかさばってウェアに収納しにくく、レースのペースで少量ずつ飲む余裕もとりにくい。レースにはコンパクトなジェル系を使い、このゼリーは練習専用と割り切るのがベター。
Q. 他のゼリー系補給食と何が違いますか?
アミノ酸5.0gが含まれている点が特徴。エネルギー(糖質)だけでなく筋肉ケアを兼ねた設計になっている。また130gと量が多く水分も摂れるため、エネルギー補給と水分補給を兼ねたい場面に向いている。
Q. 一気飲みしてもいいですか?
蓋付きなので数回に分けて飲める。糖質40.7gを一度に摂ると胃腸への負担になる可能性があるため、2〜3回に分けるのが無難。走りながら少しずつ飲むと消化への負担を分散できる。
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