「秋になったらランニング始めよう」と思っているのに、何を着ればいいかわからなくて踏み出せていない。
あるいは、とりあえず走り始めたけど、気温が下がってきて服装をどう変えればいいか迷っている。
そういう人に向けて書く。
ぼくは札幌在住の40代ランナー。年間を通じて外を走っているので、秋冬の気温変化には慣れている。ランニングを始めた頃、服装選びで何度も失敗した経験があるから、その反省も含めて書く。
結論から言うと、秋のランニングウェアで揃えるべきは4点だけ。高いものを買う必要はない。ワークマンとユニクロで十分そろえられる。
気温別|秋のランニング服装ガイド
まず全体像を把握しておこう。秋は気温の変化が大きい。10月の札幌は朝5℃、昼15℃なんてこともある。気温に合わせて着るものを変えるのが基本だ。
| 気温の目安 | 上半身 | 下半身 | その他 |
|---|---|---|---|
| 20℃前後 | 半袖/薄い長袖 | ハーフパンツ/薄いタイツ | なし |
| 15℃前後 | 長袖(薄手) | ロングタイツ/ハーフ+レッグウォーマー | なし |
| 10℃前後 | 長袖(中厚手) | ロングタイツ/ロングパンツ | 手袋・キャップ検討 |
| 5℃以下 | 長袖インナー+薄いウィンドシェル | 厚手タイツ/ロングパンツ | 手袋・ネックウォーマー必須 |
ランニングは走り始めると体が温まる。「寒いな」と感じる気温より、1〜2枚薄めを選ぶのが正解だ。着すぎると汗をかきすぎて、後半に体が冷えるという逆効果になる。
初心者が最低限揃えるべき4点セット
難しく考えなくていい。秋のランニングに必要なのは以下の4点だけだ。
- ① 長袖ランニングシャツ(吸汗速乾)
- ② ロングタイツ/ロングパンツ
- ③ ランニングソックス(厚手)
- ④ ランニングキャップ
それぞれ解説する。
① 長袖ランニングシャツ(吸汗速乾)

秋ランニングの主役。必ず「吸汗速乾」素材を選ぶこと。綿素材はNGだ。汗を吸ったまま乾かないので、後半に一気に体が冷える。
ポリエステル素材のスポーツウェアであれば、ユニクロのドライEX長袖でもワークマンのアクティブシャツでも十分使える。1,500〜3,000円の価格帯で問題ない。
コンプレッションかルーズか
体にフィットするコンプレッションタイプと、ゆったりしたルーズタイプがある。初心者にはルーズタイプのほうが動きやすくて着やすい。コンプレッションは慣れてからでいい。
ウィンドシェルは5℃以下になってから
5℃以下になると長袖1枚では寒い。薄手のウィンドシェル(風を通さない薄いジャケット)をその上に羽織ると快適になる。ただし10℃前後ならまだ必要ない。
② ロングタイツ/ロングパンツ

気温が15℃を下回ってきたら、下半身もロングに切り替える。
ロングタイツとロングパンツ、どちらがいいかよく聞かれるので比較しておく。
| ロングタイツ | ロングパンツ | |
|---|---|---|
| 保温性 | 高い(体に密着) | やや低い(風が入る) |
| 動きやすさ | ◎(脚の動きに追随) | △(生地が邪魔になることも) |
| 見た目 | スポーティ | カジュアル寄り |
| 初心者向け | ○ | ○ |
| 価格帯 | 2,000〜5,000円 | 1,500〜4,000円 |
どちらでも問題ない。ぼくは10℃以上ならロングタイツ、5℃以下になるとその上からロングパンツを重ねる2枚重ねで走ることもある。
③ ランニングソックス(厚手)

足元が冷えると走りに集中できなくなる。秋からは薄手の夏用ソックスから、少し厚手のものに変えよう。
ランニング専用ソックスは、クッション性と通気性が普通の靴下と全く違う。足の疲れとマメのできやすさが変わるので、ここだけは少し良いものを買う価値がある。
ぼくが使っているのはTabioのランニングソックス(600〜1,200円/足)。ワークマンの厚手ソックスも2足500円でコスパが高い。
④ ランニングキャップ

10℃を下回る頃から、頭部の保温が重要になる。体の熱は頭から逃げやすい。キャップ一枚あるだけで体感温度がかなり変わる。
夏は日差しよけとして使っていたランニングキャップを、秋はそのまま防寒として使い続けられる。速乾素材のものが多いので、汗をかいても快適だ。
5℃以下になったらニットのビーニーに切り替えるのがおすすめ。耳まで覆えるタイプだと風が強い日でも快適に走れる。
コスパ比較|どこで買うのがベストか
ランニングウェアは高いものを買う必要はない。ぼくが実際に使っているブランドのコスパを比較する。
| ブランド | 特徴 | 価格帯(長袖) | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| ワークマン | コスパ最強。耐久性も十分 | 980〜1,980円 | ★★★★★ |
| ユニクロ (ドライEX) | 手に入りやすく品質安定 | 1,990〜2,990円 | ★★★★☆ |
| adidas・Nike | 機能性高い。モチベ上がる | 4,000〜8,000円 | ★★★☆☆ |
| Montbell | アウトドア系。保温性◎ | 5,000〜10,000円 | ★★★★☆ |
初心者のうちはワークマン+ユニクロで全身そろえても5,000円以内で済む。走ること自体が続くかどうかわからない段階で、高価なウェアにお金をかける必要はない。続くようになってから少しずつグレードアップすればいい。
秋ランニングでよくある服装の失敗3つ
ぼく自身がやらかした失敗と、その対策を書いておく。
失敗① 着込みすぎて汗だくになった
「寒いから」と思って厚着して走り出すと、5分で体が温まって汗が止まらなくなる。汗が冷えると急に寒くなって、そのまま風邪をひくパターン。
対策:走り出す前は「少し寒いかな」と感じるくらいの服装がちょうどいい。走り始めて3〜5分で体が温まることを前提に服装を選ぶ。
失敗② 綿素材のTシャツで走って後半に凍えた
普通のTシャツやスウェットで走ると、汗を吸ってびしょびしょになる。秋の風にあたると、冷たい濡れタオルを身にまとっているような感覚になる。
対策:必ず「吸汗速乾」「ドライ」と書かれた素材を選ぶ。ポリエステル100%のスポーツウェアであれば問題ない。
失敗③ 手袋を忘れて手がかじかんだ
10℃以下になると、手先の感覚がなくなるくらい冷えることがある。走っている間は体は温かいのに、手だけ凍えているという状態。
対策:気温10℃を切ったら薄手の手袋を必ず持っていく。100均の手袋でも最初は十分。暑くなったらポケットに入れればいい。
よくある質問(FAQ)
Q. 秋のランニングにレインウェアは必要ですか?
雨の日にも走るなら必要だが、初心者は無理して雨の日に走る必要はない。雨ランを習慣にするなら、防水性のあるウィンドシェルが1枚あると便利。ただし完全防水より「撥水加工あり」で十分で、蒸れにくいものを選ぶこと。
Q. タイツは締め付けがきつくて苦手です。他の選択肢はありますか?
ロングパンツで代替できる。ただし生地が足にまとわりつかないものを選ぼう。裏起毛のトレーニングパンツや、スリムなジョガーパンツなら動きやすい。ワークマンのストレッチパンツは価格も安くておすすめ。
Q. 秋から冬にかけて、ウェアの買い替えはどのタイミングがいいですか?
気温の目安として、朝の最低気温が継続して10℃を下回り始めたら防寒ウェアへの移行期。5℃以下が続くようになったら完全に冬仕様に切り替えるのがいい。ただし地域によって差があるので、実際に走って「寒い」と感じたタイミングで変えればOK。
まとめ|秋ランニングはウェア選びがカギ

秋のランニングウェアで最低限揃えるべきはこの4点。
- ① 長袖ランニングシャツ(吸汗速乾)
- ② ロングタイツ/ロングパンツ
- ③ ランニングソックス(厚手)
- ④ ランニングキャップ
高いものを買わなくていい。ワークマンとユニクロで全部そろえても5,000円以内だ。
一番大事なのは「吸汗速乾素材を選ぶこと」と「着込みすぎないこと」。この2つを守るだけで、秋のランニングはずっと快適になる。
ウェアが整えば、あとは走るだけ。秋の外気を感じながら走る気持ちよさは、夏でも冬でも味わえない。ぜひ楽しんでほしい。


コメント