【つけもの野菜講座】第2回 白菜

つけものおじさん
今回は漬け物ではおなじみの「白菜」を紹介します
目次

白菜(はくさい)とは

白菜(はくさい)は、アブラナ科の野菜で、中国や日本、韓国など東アジアを中心に広く栽培されている冬野菜です。主に鍋料理や漬物などに使われ、日本の食卓でも馴染み深い食材です。

つけものおじさん
スーパーでは白と黄緑の白菜を見かけることが多いですが、オレンジや紫の白菜もあるんです

栄養と効能

白菜は栄養豊富で、健康に良い効果が期待できる食材です。以下に白菜の栄養とその効能を詳しく説明します。

1. 主な栄養成分

つけものおじさん
低カロリー低糖質なのでダイエットに適した食材なんだね!
栄養素含有量(100g中)効能・役割
エネルギー14 kcal低カロリーでダイエットに最適
水分約95%水分補給や体の乾燥予防に役立つ
タンパク質1.0 g筋肉や細胞の修復に必要な成分
脂質0.1 g極めて少ないため、ヘルシー
食物繊維1.1 g腸内環境を整え、便秘予防に効果的
ビタミンC20 mg免疫力を高めたり、肌の健康を保つ
ビタミンK50 µg血液凝固や骨の健康に関与する
葉酸(ビタミンB9)66 µg細胞の生成や成長(妊婦さんに必要)
ビタミンB60.13 mg神経伝達物質の生成やエネルギー代謝をサポートする
カリウム230 mg余分な塩分を排出し、血圧を下げる効果がある
カルシウム43 mg骨や歯を強くするために必要な成分
マグネシウム8 mg筋肉や神経の機能をサポート
リン29 mgエネルギー代謝や細胞膜構成に関与
0.4 mg赤血球の生成を助け、貧血を防ぐ

2. 健康への主な効能

  • 免疫力向上 ビタミンCが豊富で、風邪予防や体の抵抗力アップに役立つ。
  • 高血圧予防 カリウムが余分な塩分を排出し、血圧を安定させる。
  • 便秘改善  食物繊維が腸内環境を整え、消化を促進。
  • デトックス効果 利尿作用があり、体内の余分な水分や毒素を排出。
  • 美肌・アンチエイジング ビタミンCの抗酸化作用が肌の健康を保ち、老化防止に寄与。

3. 部位ごとの特徴

  • 葉先(柔らかい緑の部分)
    • 栄養: ビタミンCが豊富。
    • 調理法: サラダや浅漬け、生食におすすめ。
  • 白い茎(シャキシャキした部分)
    • 栄養: カリウムや水分が多い。
    • 調理法: 炒め物や鍋、煮物に最適。
  • 芯(甘みの強い白い部分)
    • 栄養: 消化に良い。
    • 調理法: サラダやスープで甘みを活かす。
  • 外側の硬い葉
    • 栄養: 食物繊維が多い。
    • 調理法: 煮込み料理やロール白菜に
  • 根元
    • 栄養: 甘みが強いが栄養は少なめ。
    • 調理法: 出汁としてスープや煮込みに使う。

歴史

原産地
白菜の起源は中国北部とされ、アブラナ科の植物の一種から改良されたものです。

  • 原種は「カブ」や「野生のカラシナ」と考えられています。
  • 古代中国で紀元前から栽培が行われ、品種改良が進みました。

漢方としての役割
白菜は古代中国で食用としてだけでなく、薬草としても利用されていました。体を冷やす性質があり、熱を下げる食材とされていました。

白菜の伝来

  • 日本への伝来時期
    白菜が日本に伝わったのは明治時代(19世紀後半)とされています。
    • 中国から種子が輸入され、日本での栽培が開始。
    • 当初は品種が不安定でしたが、日本の気候に適した品種改良が進められました。
  • 普及の理由
    • 冬野菜としての栽培が容易だったこと。
    • 鍋料理や漬物などに活用され、家庭料理に定着。
  • 名前の由来
    • 「白菜」という名前は、中国語の「白い野菜(バイツァイ)」に由来します。
    • 日本では「唐菜(からな)」や「南京菜(なんきんな)」と呼ばれた時期もありました。

現代

現在、白菜は日本、中国、韓国をはじめ、アジア全域で重要な野菜です。日本では品種改良が進み、甘みが強く食べやすい白菜が一般的に流通しています。

  • 結球白菜(けっきゅうはくさい)
  • タイサイ(体菜)
  • 黄心白菜(こうしんはくさい)

選び方

つけものおじさん
おいしい白菜の選び方を教えます!

葉がしっかりしているもの
新鮮な白菜は葉がピンと張っており、しっかりとしています。しおれているものや葉がしなびているものは避けましょう。

色が鮮やかで均一
白菜の色は緑がかった白色が理想的です。黄ばんでいるものや、色むらがあるものは鮮度が落ちている可能性があります。

外葉がきれい
外葉に傷や黒ずみがないものを選びましょう。外葉は多少の汚れがあっても問題ありませんが、大きな傷やしおれた部分がある場合は避けた方が良いです。

芯が白くて太い
芯がしっかりしていて白く太いものは、肉質が良い証拠です。芯が細くて黄色っぽいものは、古くなっている可能性があります。

重さ
同じ大きさの白菜であれば、重いものの方が水分を多く含んでいて、新鮮で美味しいです。

まとめ

今回は「白菜」を紹介しました!

ダイエットに適していて、どんな料理にも合わせられる万能食材です。

皆さんもぜひお漬物して楽しんでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

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